タイトル「換金作物が導入されつつある焼畑営農体系の現状 
〜ラオス北部ルアンパバーン県での事例〜」

内容
東南アジアの山地部では焼畑農業がひとつの主な生業としておこなわれてきた。
しかし近年の人口増加や市場経済の浸透にともない、急速に換金作物の導入や常畑化が進んでいる。
ラオスの山地部では現在でも広く焼畑がおこなわれ、自給的な陸稲が主に栽培されている。
しかし、1986年の市場経済導入や1990年代からの焼畑規制政策の影響を受け、国境周辺や幹線道路沿いをはじめとし、急激な変化が起こりはじめている。
本研究の主な調査地であるルアンパバーン県パークセーン郡は、山間の谷沿いに広がる地域である。
都市や市場へのアクセスが悪いために、焼畑での換金作物栽培が本格的に導入されはじめたのは比較的最近のことである。
今回の調査は、換金作物導入初期の焼畑営農体系の現状を把握し、どのような変化が起こりつつあり、またどのような点はまだ変化していないと考えられるのかを理解することを目的としておこなった。
今回の発表では、2011年におこなわれた焼畑の状況を中心に報告したい。


To the members of laboratory

In the seminer of this week, Kameda will make a presentation about research results of 2011.
The topic is as follows.
Thank you.

Chika Kameda