中国雲南省昆明市晋?県?池周辺の農業における土地利用の調査
中国では1980年頃の生産責任制の導入による経済発展を背景に、土地利用が大きく変化してきた。これは
池周辺も例外ではなく、それに伴い 池の水質に多大な影響を及ぼしている。つまり農業の集約化にによる化学肥料や農薬の多用、都市の発展による産業廃棄物や生活廃水の増加などにより?池の水質は悪化しているといえる。現在昆明市では富栄養化による水質悪化のため?池からの上水用取水を停止しており、今後さまざまな対策により?池の水質浄化を図る必要がある。
現在、京都大学大学院農学研究科栽培システム学研究室の稲村らを中心に上記の問題に取り組むプロジェクトが行われている。そのプロジェクトの一環として?池周辺特に晋?県の農業における土地利用実態を調査するため、2010年9月17日から9月24日にかけて現地でインタビューを行った。
本発表ではまず調査地域を紹介し、調査結果およびそれに対する考察を述べる。また卒業論文を書くうえでのこれからの課題、予定について説明する。