『弱光条件下で生育したドリアン(Durio zibethinus Murr.)の葉の強光条件への適応に関する研究』
                        
 ドリアン(Durio zibethinus Murr.)はマレー諸島原産の熱帯果樹で、自然状態では50mを超える高木も存在する。
栽培下でも樹高10mを超えるものも珍しくなく、このことが栽培管理上の問題点の1つになっている。
樹高が高いことで、十分な管理が行えないため、病虫害を受けやすく、果実品質の低下がしばしばみられる。
また収穫作業にも、多大な労力を必要とする。
そこで、栽培されている樹高の高い樹をカットバック剪定し、樹高を低くする試みが、現在行われている。
 剪定によって弱光条件下で生育した樹冠内部の葉は、剪定により強光にさらされる。
この変化により、樹全体の生産力がどのように変化するかを予測することは、新しい剪定方法を開発する上で重要である。
そこで、弱光下で生育した葉の光合成能は、強光にさらされることでどのように変化するかを知る目的で実験をおこなった。

このような目的で今年の7、8月、2ヶ月間実験をおこなってきました。
お天気の影響で、この目的のとおりの実験ができなかった部分があります。
そんなことも含めて、まだまだ考察不足なので、みなさんの意見をいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

 近藤友大